株式会社ビーツーエンジン

JTEKT+多摩美術大学 「MOBIVERSE」

2017年

PLANNING , PRODUCE , WEB

JTEKT+多摩美術大学
「それでも人は「移動」する。 MOBIVERSE(Mobile Universe)」
自動車の電動パワーステアリングの世界NO.1サプライヤーであるJTEKTが実施した、東京モーターショーサテライト企画の企画・総合プロデュースを担当しました。
産学協同企画を提案し、様々なスキルを持つ多摩美術大学のメンバーとともに、50年後のモビリティ社会におけるジェイテクトの「曲がる技術」の意味を、1年に渡って思索しました。
自動運転や相互接続があたりまえのものとなった未来環境を踏まえつつ、美術大学ならではの表現方法で、JTEKTの技術の未知なる可能性と、可動する宇宙「MOBIVERSE」の姿を予言しました。


Mobile+Universe=MOBIVERSE
この「宇宙」とは、車やモビリティを含めたその周辺の街、コミュニティ、ヒトなど、全ての”環境”と定義。
未来の世界でも、人々は移動することを楽しむだろう。
環境の中にモノがあるのではなく、モノと環境が相互に影響しながらランドスケープをも変化させる。
未来の私たちはきっと、そんなMOBIVERSEの中で自由に移動しているだろう。
それでも人は「移動」する。
10月18日から11月24日まで、JTEKT ROOM Ginzaにて、東京モーターショーサテライト展示として、今企画の展示を実施しました。
JTEKT ROOM Ginzaの大きなモニターで、多摩美チームが制作した未来のモビリティの運転を体験できるドライブシミュレーションを楽しんでいただきました。
現在のモビリティの形にとらわれず、「未来ってこうもありえるんじゃない?」という違った視点から、多摩美チームが自由自在なユニットとオブジェクトを提案しました。
未来はきっと様々なものがモビリティとなる。
ユニットに接合すると、接合した”何か”がモビリティに変化する。
そんな未来の”何か”をイメージしたオブジェクトです。
こちらは多摩美チームが制作したオブジェクトの3Dデータを出力したもの。
タイヤが回るので、実際に動かしてミニカーのように遊べます。
ドライブシミュレーションでは、未来をイメージしたランドスケープの中を走ることができます。
オブジェクトが接続したユニットは、自動的に前輪がステアリング機能を持ち、後輪は追随して駆動するようなプログラムです。
10月18日にJTEKT ROOM Ginzaで行われた記者発表の様子。
ドライブシミュレーションをコントローラーで楽しむ様子。
11月1日発売の『BRUTUS』に掲載されました。
紙面デザインはWEBサイトに合わせたもの。
他多数メディアに掲載されました。
期間限定で特設WEBサイトを制作しました。
今企画のコンセプト紹介やこれまでの研究の歩みなどの紹介を始め、JTEKT ROOM Ginzaで展示したドライブシミュレーションのWEBバージョン、未来のモビリティを実際にダウンロードできるデータの掲載など、盛りだくさんの内容でした。
プロジェクトのコンセプトムービーでは、モビリティを個体の車としてではなく有機体の集合体として捉え、現在の道路ではなく東京の地形から車が移動しやすい経路を決定する、自律的なシミュレーションを行いました。
車が通過した経路から生まれる粘菌のような轍の形態の中に、未来のモビリティが生み出す、マクロな都市の風景を見い出すことができます。
今企画のために集まってくださった、精鋭の多摩美制作チームの皆さん。

NEWS TV制作の動画。

©B2ENGINE

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株式会社ビーツーエンジン
Incorporated company B2ENGINE

代表取締役及川晃が松下電機産業の広告宣伝部門『ナショナル宣伝研究所』を経て独立1989年設立。
広告企画制作、商品企画、イベント企画制作、空間・店舗プロデュース、ウェブ企画デザイン制作、テレビ番組企画制作、デジタルコンテンツ開発など、その活動は多岐にわたる。斬新なアイデアと企画の実行力において、競合にも強くさまざまなクリエイティブを実践している。
過去の代表的な実績として、ロフトの新店舗オープン広告や年間プロモーション(7年間)、西友のCMを担当(5年間)、東芝のDynabookのウェブサイトの企画制作(7年間)、Pepsi cola社の数多いブランドの商品開発からCMなど(4年間)JVCのグローバルCMなどジャンルや業種に拘らず、広告企画制作を続けている。
TVコマーシャル制作は150本以上、ロンドン広告賞・IBA(アメリカ)・ACC(日本)、朝日広告賞、グッドデザイン賞、等受賞他多数。
独創的な企画力と経験に裏打ちされた表現力に定評がある。また近年、アジアに於ける広告企画プロデュースも手掛け、台湾・上海・北京・福州での活動も。
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株式会社B2ENGINE代表 及川 晃
1956年札幌生まれ。多摩美術大学インテリアプロダクト卒。

松下電気産業の広告企画宣伝部門である『ナショナル宣伝研究所(現クリエーターズマック)』在籍中に、SONYのCMやポスターなどを制作し解雇。止む無く独立を経て1989年株式会社 B2ENGINE設立。
広告企画、TV番組、商品企画、店舗プロデュース、イベント企画など、斬新なアイデアと企画を実践。全ての案件のコンセプトとディレクション全般を担当する。広告企画のみならず、新しい感性を持つ施設の企画、企業の新たなビジネスを提案している。パートナー企業の株価を上げることこそが理念としている。

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